正々堂々と勝負すれば、結果はついてくる 3/3

株式会社アクアパートナー:小森 博康

取材・執筆 / 吉川 ゆこ

◆ 中小企業らしさで、堂々と勝負する

丁寧な説明と列挙すべき同社の特徴を見てみる。まずは24時間365日対応。実際には緊急を迫られる案件は少ないものの、いつでも来てくれるという安心感は重要だ。社員が対応できないときでも、ベテランの作業員である自分が動けるという自負の表れだ。

エネルギッシュな小森氏

小森氏は現在35歳。エネルギッシュさが伝わってくる

そして作業には現在3人いる社員と小森氏が当たっている。アルバイトや下請けを使わないのは、自分たちの仕事に最後まで責任を持ちたいから。現場の見積もりも自分たちで行う。大手企業では実際に作業をしない営業担当が見積もりに出向くケースがあるが、それがお客さまを混乱させ、効率を悪くすると考えている。

現場確認のための出張費を含む見積もりは無料で行う。現場は都内だけとは限らない。

遠方に出向いて仕事を発注されなければ会社にとってはダメージとなるが、真摯な対応が信頼されるのだろう。受注率は9割強という。

◆ 安い価格設定は企業努力の賜物

お客さまが一番気になる作業費や、蛇口などの交換部品の価格を、チラシやホームページで提示するようにもしている。

不動産会社と提携し安定した仕事を得ることで、そのぶん個人のお客さまへのサービスを安価で提供できるよう努力した。

反響のあったチラシ

想像以上の反響があったというチラシ

一流ブランドの商品なのに安すぎると疑われることもあるそうだが、逆にそれが安心感につながった。

見積もりと請求金額が全然違う詐欺まがいの業者も多いが、価格提示は丁寧な説明と並んで、そんな業者との差別化が狙いだ。自分たちが頑張ることで悪徳業者が減ることにつながればと考えている。

「万が一に備えて、うちのチラシを大切に保存していたというお客さまが多いんですよ。数年前のチラシを出されて、びっくりすることもありますね」

独自のサービスを打ち出せる中小企業だからこそ実現した価格提示への反響や、社員による丁寧な対応の成果を確信している小森氏。もっと多くのお客さまにサービスを提供したい。その足掛かりとして今年は支店をオープンさせる計画だ。小森氏の夢は膨らむ。